コスモス
僕は窓の外に目を向ける。
眩しい青空がいっぱいに広がっていた。
…軽く深呼吸をし、僕は口を開いた。
「明日可、あの…」
「話があるの」
…僕の意気込みは、真剣な明日可の声にかき消された。
びっくりして、明日可に視線を移す。
「…どうした?」
真剣な、明日可の目。
布団を握る手に、力が入るのがわかった。
ゆっくりと、明日可の顔が僕に向けられる。
目が合う2人。
…いやな予感が、胸を駆け抜ける。
明日可は、一瞬下唇をかみ、口を開いた。
「…あたしが…、もしあたしが、遠くに行くって言ったら…シュウ、何て言う?」
あまりにも唐突で、それでいて漠然とした問いに、僕は答えることができなかった。
「…どういう意味?」
眉間にしわを感じる。
一呼吸置いて、明日可は言った。