コスモス



……………

眩しい朝日で目が覚めた。

僕は昔から、遠足や修学旅行の日は決まって早く目が覚めていた。

今日ももちろん例外じゃない。

いつもは凶器みたいな朝日が、今日はとてもすがすがしい。

思い切って、カーテンをあける。

外は目を見張る程の晴天。


「よっしゃ!」


待ちに待った日。

遠足より、修学旅行より、もっともっと楽しみにしていた日。

ゴールデンウイーク初日の朝。

今日はいよいよ、キャンプの日だ。




朝ごはんをしっかり食べた後、僕は履きなれたスニーカーに足をはめた。

「じゃ、行ってきます!」
「カズ君のお父さんにちゃんとよろしく伝えてね!」

台所から、母さんの声が返事をする。
勢い良くドアを開けて、走り出した。


集合場所は、学校の正門。

いつもは自転車で向かう道を、今日は全速力で走っていく。


今日の俺、絶対疲れ知らずだ。


驚くほど軽い足取りで、学校へと向かった。











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