終ワラナイモノ①
『いや…でも本当に』
「あれ?莉奈だ。」
え…?
あたしは、あたしの言葉を遮った声の主の方に振り返る。
『っ拓…海!?』
「何そんなに吃驚してんの?」
吃驚も何もいきなり現れるコイツが悪いんじゃん…
つかこのタイミングで会いたくなかった。
――グイッ
『うゎっ!』
そんな思いに耽(ふけ)っていたあたしの肩を、拓弥が引き寄せた。
「拓海、報告があるから。」
「なんだよ。」
と拓弥に向けた拓海の視線は冷たいものだった。
『ちょっ…拓弥』
どうにか拓弥の腕から逃れようと必死にもがく。
「俺達付き合うことになったから。」
え………?
あたしまだ返事してないよ…?
「へぇ。おめでとう。」
「あれ?莉奈だ。」
え…?
あたしは、あたしの言葉を遮った声の主の方に振り返る。
『っ拓…海!?』
「何そんなに吃驚してんの?」
吃驚も何もいきなり現れるコイツが悪いんじゃん…
つかこのタイミングで会いたくなかった。
――グイッ
『うゎっ!』
そんな思いに耽(ふけ)っていたあたしの肩を、拓弥が引き寄せた。
「拓海、報告があるから。」
「なんだよ。」
と拓弥に向けた拓海の視線は冷たいものだった。
『ちょっ…拓弥』
どうにか拓弥の腕から逃れようと必死にもがく。
「俺達付き合うことになったから。」
え………?
あたしまだ返事してないよ…?
「へぇ。おめでとう。」