らっく!!


「ばっかじゃないの!?イライラすんのよ!!これだから金持ちは嫌なのよ!!
金ばっかり持ってて少しは脳に栄養まわしたら!?」


大原さんは長い栗色の髪を鬱陶しそうにかきあげた。


「ごめんなさい…」


余計なことしちゃったかな?


ショボンと元気がなくなった私に大原さんは益々眉をつり上げた。


「謝んな!!」


「はいぃぃぃっ!!」


その声に思わず背筋がピンと伸びる。


謝った後に怒られる。


もうどうしていいかわかんないよ…っ!!



途方にくれていると大原さんが蚊の鳴くような声でソッと呟いた。


「ごめん…ちょっと言い過ぎた…」


大原さんの顔は少し赤かった。


思ってたよりいい子なのかな?


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