ROCKな俺様。
不意なことだったので、私はびくりとして後ろを振り向いた。
すると、私の頬に何かが押し当てられた。
「しぃちゃん、か~わい~っ!」
私の頬に人差し指を押し当て、後ろに立っていたのはdynastのベース担当、アズだった。
私はというと、dynastのメンバーを初めて目の前にした衝撃で固まってしまった。
・・・きっと私はすごい顔をしていたと思う。
「大丈夫??ちょっと驚かしすぎちゃったかなぁ… ごめんね。」
この一言で、私は我に返った。