<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
 海翔と美紫依が小学二年生の時。
 当時、二人は同じクラス。

 美紫依には、生まれつき右手に大きな青あざがある。

 今も消えていないらしい。

 そのことが原因で、クラスのみんなからいじめられていた。


 ある日、美紫依はクラスの男の子に取り囲まれていた。

 それを見た海翔が、

『みぃちゃんをいじめないで。』

 美紫依をかばった。

 だが、その後どうなったか、もう分かるでしょう。

 海翔もいじめられた。

 その日々はつらく、悲しかった。

 物を取られたり、ひどい言葉かけられたり・・・。



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