<完> 冬桜よ、散りゆけ  –諦めるべき恋なの?–
エピローグ ~数輪残った冬桜~
 桜の花はまだ残っている。

 だけど、若葉の比率が高い。

 今は四月。

 桜は無事に公立高校に入学。

 バレー部はそこそこ強いレベルだ。

 もちろん、桜は入るつもりだ。

 

 電車通学デビュー。

 今は駅に向かって歩いている。

 あの公園が見えてきた。

 この時間は、まだ小学生はいない。

 もう、流羽奈は小五なんだな。

 ランドセルあけられたけど。

 あれからどうなっているのかは、知らないし興味ない。

 懐かしい思い出を一瞬甦らせる。

 しかし、桜の花が散るように忘れる。




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