歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
私は携帯を閉じ、着替えてしたくを済ませた。

するとすぐに…



“〜〜♪〜♪”


携帯が鳴る。

マッスーからの着信。




私は電話には出ず、そのまま荷物を持って家を出てエレベーターに乗りこむ。


いつも仕事でマッスーが迎えに来る時、マッスーからかかってくる電話には出ない私。

ワン切りみたいな役割で、マッスーもそれはわかっていること…しかし・・




“〜〜♪〜♪”




エレベーターから降り、マンションから出ようとした時…また私の携帯が鳴った。

ディスプレイを見ると、【マッスー】と表示されている。




…どうしたんだろ?

2回もコールが鳴るなんて珍しいな・・


ま、もう着くからいいか…




私はその電話にも出ないで、少し急ぎながらマッスーが待つ車まで走った。










「…マッスー!」


車まで行くと、いつものようにマッスーが車から降りてくる。
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