歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊤
「Sa‥RAちゃん…おはよ」


マッスーはいつになくテンションが低い。




「…おはよ。どうしたの?」


いつもならもっとテンション高いし、元気なマッスーなのに…




「……とりあえず‥車に乗ろうか」

「うん…」


私はマッスーの言われた通り、車に乗り込んだ。


マッスーは周りをキョロキョロしたあと、運転手に「出して」と声をかける。




ブォォ――ン……


車がゆっくりと動き出す。






「…マッスー・・なにかあった?」

「・・・・」


なにこの雰囲気…

絶対何かあったに決まってる………






「…今朝・・週刊誌会社から、事務所に連絡があったんだ」


…週刊誌?




「それで?」


私がそう聞くと、マッスーを重い口を開くように言った。
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