17歳の不良と6歳の殺し屋
「あ、そうそう」

突然翡翠は雫の方へグルリと顔を向けた。
それにギョッと驚いていると、そんな事は知らぬと言った感じで翡翠は淡々と言葉を落として言った。

「今日、来たのはお前に銃を教えに来ただけじゃないわ。」

「どういう事?」

翡翠の言葉に小首を傾げると翡翠は立ったまま隣で座り込んでいる雫を見下ろしながら応えた。

「ここには、私が呼んだ奴がいるのよ」

「呼んだ?」

「そう」

翡翠はフフフンッと得意気になっている。


嗚呼、嫌な予感がする。物凄く嫌な予感がする。

「転入してきてるはずよ」

「……へ?」


嗚呼、間違いなく嫌な予感が的中する。間違いなく。


「あいつかあああああああっ!!!」

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