17歳の不良と6歳の殺し屋
雫は腹から力いっぱいに絶叫する。
「な、何を急にそんな大声だして!」
翡翠は目をパチクリとさせて雫を見ていた。だが、雫はそれどころではない。
怒りにワナワナと拳を震わせていた。
「な~るほど…翡翠の仲間だから、ふーん。そういう事か…へぇー」
「雫…今までになく不気味な顔と声をしてるわよ…?」
凶悪な目と不自然にニヤけた口をした雫に翡翠は思わず身を引いてしまった。
そしてぐりんっと首を回して翡翠を見る。当然翡翠は少しビクつく。
「な、なんだ」
雫は未だに黒い笑みを浮かべてヨロリと亡霊のように動く。
「強いんだよね?」
「は?」
「その転入生…」
「え、ええ、まぁ、そこそこには…」
「……」
「雫?」
いきなり無表情になる雫に翡翠は何事かと焦りを隠せない。雫に近寄り、表情を見ようとするが、
「な、何を急にそんな大声だして!」
翡翠は目をパチクリとさせて雫を見ていた。だが、雫はそれどころではない。
怒りにワナワナと拳を震わせていた。
「な~るほど…翡翠の仲間だから、ふーん。そういう事か…へぇー」
「雫…今までになく不気味な顔と声をしてるわよ…?」
凶悪な目と不自然にニヤけた口をした雫に翡翠は思わず身を引いてしまった。
そしてぐりんっと首を回して翡翠を見る。当然翡翠は少しビクつく。
「な、なんだ」
雫は未だに黒い笑みを浮かべてヨロリと亡霊のように動く。
「強いんだよね?」
「は?」
「その転入生…」
「え、ええ、まぁ、そこそこには…」
「……」
「雫?」
いきなり無表情になる雫に翡翠は何事かと焦りを隠せない。雫に近寄り、表情を見ようとするが、