17歳の不良と6歳の殺し屋
体育館に着くとそこには誰一人居らず、ガラン…としていた。
翡翠は体育館でよく校長が朝礼などの挨拶に立つ会場に飛び乗る。
雫は翡翠に続き始めて足を置く会場に妙な新鮮さが込み上げて来ていた。
雫のようなタイプが何か賞を取った時にしか上がれないこの舞台に来る機会があるわけがないので仕方が無いと言ったらそうなのである。
会場の両脇には分厚いカーテンがあり、その奥は真っ暗で何も見えない。翡翠は、左側のカーテンに近づくとそのまま奥へと進んで行った。雫は置いて行かれない様に駆け出す。
翡翠は奥の外に通じる扉の真横に付いた小さな扉を見つけるとポケットから少し錆びれた鍵を取り出した。
それでドアを開けるとまた鍵をポケットに閉まった。
「暗いから気をつけるのよ」
雫に振り返りながら言うのと同時に翡翠は片手でドアを開ける。するとそのドアは随分と鈍い音を響かせながら開いて行った。
翡翠は体育館でよく校長が朝礼などの挨拶に立つ会場に飛び乗る。
雫は翡翠に続き始めて足を置く会場に妙な新鮮さが込み上げて来ていた。
雫のようなタイプが何か賞を取った時にしか上がれないこの舞台に来る機会があるわけがないので仕方が無いと言ったらそうなのである。
会場の両脇には分厚いカーテンがあり、その奥は真っ暗で何も見えない。翡翠は、左側のカーテンに近づくとそのまま奥へと進んで行った。雫は置いて行かれない様に駆け出す。
翡翠は奥の外に通じる扉の真横に付いた小さな扉を見つけるとポケットから少し錆びれた鍵を取り出した。
それでドアを開けるとまた鍵をポケットに閉まった。
「暗いから気をつけるのよ」
雫に振り返りながら言うのと同時に翡翠は片手でドアを開ける。するとそのドアは随分と鈍い音を響かせながら開いて行った。