17歳の不良と6歳の殺し屋
気配は抑えられて位置は掴めない。聞こえてくるはずのない足音。一定の距離。
ただ迫る存在。
雫は前を見据えた。
(トラップか)
雫はザッと砂埃を立てて足で急ブレーキをかけた。ビクリっと気配が揺れる。真っ先に飛んで来るのはダイナマイト。
ナイフを取り出した雫は導火線をスパスパと切っていく。そのままダイナマイトに寄り添うようにして飛んできた方向に突っ走る。
相手の姿が見える前に高く飛び上がった。
木を上手く使って目標の真上に来る。そのまま真っ逆さまに落ちるスピードを利用して攻撃をしかけようとした。相手はそんな雫に気付いて慌てて小ぶりの銃を構えた。だがそれよりも早く雫のシグが火を噴いた。相手が顔を上げた時点で雫の手には銃器が握られていたのだ。
ただ迫る存在。
雫は前を見据えた。
(トラップか)
雫はザッと砂埃を立てて足で急ブレーキをかけた。ビクリっと気配が揺れる。真っ先に飛んで来るのはダイナマイト。
ナイフを取り出した雫は導火線をスパスパと切っていく。そのままダイナマイトに寄り添うようにして飛んできた方向に突っ走る。
相手の姿が見える前に高く飛び上がった。
木を上手く使って目標の真上に来る。そのまま真っ逆さまに落ちるスピードを利用して攻撃をしかけようとした。相手はそんな雫に気付いて慌てて小ぶりの銃を構えた。だがそれよりも早く雫のシグが火を噴いた。相手が顔を上げた時点で雫の手には銃器が握られていたのだ。