イケメンゴースト

純の傷痕★


  「おはよう」

薄く瞳を開ける純。
「あぁ…おはよう…」
「ねぇ純。左腕見せて?」
「なんでだよ?」

急に動揺し始める純。

「私達って友達以上でしょ?  純が私の悲しみを2分の1にしてくれたから私も純の悲しみを2分の1にしてあげたい。」
「俺の…腕を見たら、杏は絶対に俺に絶望する」

私の目をしっかり見て、
純はゆっくり口を開く。
「私…大丈夫だよ?純のこと知りたい」
 「いいよ……」
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