イケメンゴースト
   「いいよ…」
私は夏の体を抱きしめる。
夏の体は、
小刻みに震えていた。
すごく責任を感じているんだろう。

「夏、心配しなくても大丈夫だよ。
辛かったら相談するから。」
  「……うん。」
夏は、震える腕で
私を抱きしめ返してくれた。

「明日から、学校一緒に行く?」
 「いいの??」
「俺はいいけど…杏は嫌じゃない?」
  「嫌じゃないよ!」
夏の腕の中は、
温かくてとても居心地が良い
「夏。大切に育てていこうね」
「うん。杏は無理しない程度にな」
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