イケメンゴースト
「杏さん。日優雅君は大丈夫よ。
今、救急車呼んだからもうすぐ来るわ」

「先生。救急車に私も乗っていいですか?」
「かまわないけど…。
とにかく落ち着いて。ね?」
先生は私を椅子に座らせると
温かいココアをくれた。

「ありがとうございます」
一口飲むと
口の中に広がるやわらかい甘み。
その甘さは、私を落ち着かせてくれた。
< 80 / 346 >

この作品をシェア

pagetop