見知らぬカレと同居生活!?

●またもや!?

「な!?…………え!?////
 ちょ……………な、なんで!?////」


頭が真っ白になりかけて、しどろもどろで声を上げた。


「…………////」


快晴くんは真っ赤な顔を片手でおおったまま、横を向いている。


そして、横を向いたまま

「俺が引っ越しさせてもらってる部屋さ、前はサラリーマンのおっさんが住んでたけど、北沢さんは、そのサラリーマンが転勤で引っ越してくって聞いてたらしいんだわ。

でも今日そのサラリーマンから電話があって、転勤じゃなくて、ただの出張だから、またあの部屋に戻るからヨロシク、って………。

まだ契約解除の紙に判は押してないからいいだろ、ってさ………。

もはや、腹立つよりも、振り回されてる北沢さんがかわいそうで…………


ぜってーそいつ、意図的に判押してなかったんだぜ。

北沢さんも、俺の部屋を早く確保してやらねぇと、と気を遣って、
異例で、判は後回しにしてたのに、そこをついて汚いおっさんだよなぁ…………」


「でな。北沢さんがすげー謝るからさ、俺も、つい…………部屋なら大丈夫だから、気にしないで下さい、って言って。

あの…………彼女できたから、そいつと一緒に住むから、大丈夫です、って……………」

と、そこまで一気に話すと、快晴くんはまた片手で真っ赤な顔をおおうと、目を閉じてうつむいた。


そして、そーっとあたしの顔を見上げた。

その上目遣い、反則ですから!!////

何も言えなくなっちゃうじゃないの!!!
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