あんな。めっちゃ、だいすきです。



に、呼び出したん。



って、最後まで言わんうちに、いっちゃんがガブって。


…ウチのほっぺたに、かぶりついてきた。



「〜っ!?……な、なにすんの…!?」

「いや、チューしよか思たねんけどな。あんまりプニっとしとっておいしそうやから」

「〜嫌いっ!!」

「俺は好きですー」

「…っ、き・ら・いっ!!」

「みとも、こっち向いて」



ちゅ、って。



弾むようなのを、くちびるに。


ウチを黙らせるための、軽い攻撃。



「いや…呼び出したんはな」

「…………」

「…充電です。最近みともが足りてへんなぁと、思いまして」



これで午後からも頑張れるな!って。

いっちゃんはにこにこしながら言う。



いっちゃん、恥ずかしいこと結構平気で言うよな。


…うん、別に、イヤやないねんけど。


イヤやないってゆうか…どっちかと言うと、



その逆っていうか。



ちゅって、軽いやつをもうひとつ。



それからオデコとオデコをくっつけて、笑った。







「…えっちいチューは、我慢します。」

















< 223 / 389 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop