美男子症候群!?
拓海くんに、言うこと?
そんなの考えるまでもなく、1つしか思い浮かばないよ。
あたしは冷や汗をだらだら流しながら、震える声で言った。
「は、鼻血ぶっかけちゃって、ごめんなさい!」
「ちがう」
「ええっ!?」
ちがうの!?
どうしよう、それ以外思いつかないんですけど!
鼻血女子でごめんなさい?
想定外の量が出ちゃってごめんなさい?
むしろ存在してごめんなさい?
拓海くんの顔を見ないようにしながら、一生懸命考えたけど、なんか落ち込む一方です。
「そうじゃなくて。……おまえがいままで、俺を避けてたのって、さっきのアレが理由か?」
「さっきの、アレ……」
「鼻血」