美男子症候群!?




出血が止まって保健室を出ると、ちょうど始業式が終わって、体育館の方から生徒がぞろぞろ出てくるところだった。


それに混ざって教室に入ってすぐ、肩を叩かれた。




「野宮。戻ってきたのか」




こ、この声は、拓海くんっ。


ってことは肩に置かれたこの御手は拓海くんのもの?



さっきはこの手があたしの頭に……。



あうー。


思い出しただけで鼻血出そっ。




「具合良くなったのか」



「う、うん。もう大丈夫」



「そー。いきなり倒れそうになるからビビった。なに、体弱いの?」



「全然! 超健康体ですよ! びっくりさせちゃってごめんなさい!」



「いや、別に謝らなくても……」



「あっはー! そうですよね! ごめんなさい!」



「いや、だから……っつーか、なんで敬語だよ」


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