すっぱちゃっぷす☆
私はミカリンと一緒に、
観客用のイスを並べてる。


「ふぅ…」


腰を伸ばしながら
チラッと見ると


マイティー先輩と目が合った。


ドキッ…


マイティー先輩は
舞台上で舞台作りしてる。



私の所から舞台上までは、
結構距離があるのに…



それなのにマイティー先輩は、私に気づいてくれた。



うぅ…

なんかコレ、恥ずかしいよ。



私はさりげなく
マイティー先輩から視線を外そうと下を向いた。


「お尻ちゃんっ!!!」


突然の大声。


え?

私が顔を上げると
マイティー先輩が血相を変えてあたしの所へと
走ってきている。



「危ないっ!」



「え…?」



さらに顔を上に上げると
二階に吊るしてあるポスターが私に向かって落下してくる。



!!!?



「きゃああああっ」



思わずしゃがみ込み、
頭を覆って守りの体制をした。


足が動かない…


誰か助けて!!!





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