すっぱちゃっぷす☆
「と、とにかくだなッ…!!」



私の応援の中、
未だカニ歩きをやめない綿毛先生。



綿毛先生の毛は柔らかいのに、頭は頑固みたいだ。




「先生、ソコ…気をつけた方がいいっスよ」



愛人は
綿毛先生の歩く地面を指差した。



「な、何を言って…ウギョッ…!!」



どてんっ!!



綿毛先生は、バナナの皮を踏んで転けてしまった。


バサバサバサッ


そして隠していた袋が、地面に叩きつけられた。




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