半熟cherryⅡ
平手打ちをした茜の顔は。
“キレてます”と言わんばかり。
平手打ちを食った杉原の顔は。
鳩が豆鉄砲食らったかのように目を丸くしてる。
それを俺は。
ただただ見てるだけしかできなかった。
「なにするんだ…ッ?!」
「…一個人として杉原先生がお話しをするのなら。
私も一個人として言わせてもらいます」
平手打ちを食った左頬を押さえながら。
杉原が何かを言おうとしたけど。
茜がそれを遮った。
「これ以上私達に関わるなら。
不法侵入とストーカー行為、暴行未遂で警察に被害届出すから」
そして。
“キッ”と杉原を睨み付けた。
「出されたくなかったらもう関わらないで」
「…それは俺に学校を辞めろってことか?」
杉原が眉間にシワを寄せた。
「どうとるかはあなたに任せる。
でも私達にはあなたと個人的につきあう理由はない。
だからこれ以上関わるならストーカー行為で訴える」