半熟cherryⅡ

平手打ちをした茜の顔は。

“キレてます”と言わんばかり。



平手打ちを食った杉原の顔は。

鳩が豆鉄砲食らったかのように目を丸くしてる。



それを俺は。

ただただ見てるだけしかできなかった。





「なにするんだ…ッ?!」

「…一個人として杉原先生がお話しをするのなら。
私も一個人として言わせてもらいます」





平手打ちを食った左頬を押さえながら。

杉原が何かを言おうとしたけど。

茜がそれを遮った。





「これ以上私達に関わるなら。
不法侵入とストーカー行為、暴行未遂で警察に被害届出すから」





そして。

“キッ”と杉原を睨み付けた。





「出されたくなかったらもう関わらないで」

「…それは俺に学校を辞めろってことか?」



杉原が眉間にシワを寄せた。



「どうとるかはあなたに任せる。
でも私達にはあなたと個人的につきあう理由はない。
だからこれ以上関わるならストーカー行為で訴える」



 

< 216 / 280 >

この作品をシェア

pagetop