アイドル様と☆甘きゅんラブ【完】
陽ちゃんは、自嘲気味にクスッと笑った。


「誰にも渡したくないなーとか。
生まれて初めて思ったんだよね」


「…………」


「瑞貴くんにはもちろん。
侑ちゃんにも。
それから、特に、柊ちゃんには」


“柊ちゃん”のところをやけに強調して。


陽ちゃんは、あたしの髪をスルリと撫でた。


「だから、みーちゃん。
陽のになってよ」


「……え?」


「陽が、こんなにキスしたいと思ったの。
みーちゃんが初めてなんだから」

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