♂ vs ♀ ~男女寮戦争~《完》【続編完結】
「せっ瀬戸内~!
何か出たぁ」

後ろは振り返らず、走って瀬戸内を追いかける。

「何かって…
これ、ただのコンニャクじゃねぇか」

よく見ると、細い糸にコンニャクがぶらさがっている。

古典的なネタに引っかかってしまった…



「何ビビってんだよ」

いつの間にか、瀬戸内の腕に両手でしがみついてたあたし。

そんなあたしを見て、瀬戸内は笑っている。



「別に…全然怖くないし」

慌てて瀬戸内の腕から離れた。
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