雪の華、君の香り、君ヲ想う
「瑠香、おまえには
そんな歌を歌える力がる。

誰にも持てない、
持ちたくても持てない、
そんな力が・・・

おまえには人を救える力がある。」


真治は真っ直ぐ瑠香を見た。



「真治・・・」


私に・・・


人を救う力・・・


鉄成のやさしい歌声が、
語りかけてくる言葉達が
瑠香の心をどんどんと、
燃え上がらせて行く。



歌いたい・・・


私・・・ 歌いたい・・・


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