桜が散る日
「…」



うつむく私。







どうしよう泣きそう―。






ぐいっ


顔を持ち上げられた。




「しっかり見て。
これが最後なんだから。」





「…はい。あ、これ」



ポケットで
握っていた物を差し出す。




「これ…
作ってくれたの?人形」



「はい―。」





「すごく嬉しい。
ありがとう」


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