ガー ネ ッ ト ~不良少女の憂鬱~
―――ガラッ…
「?」
「よお、転入生」
相手は3人。
そういった奴は机に足をかけ、座っている。
3人は1週間、誰も座らないところに座っていた。
――――そういうことか。
それにしては
この3人以外教室にいない。
嫌な予感がする。
――潰すか。
――逃げるか。
"とにかく目立たないこと"
姉ちゃんが電話で言った言葉。
そのために、メガネもかけている。
逃げなきゃ。
まのんは勢いよく扉を開け、
教室から出て行った。
「あっ!
てめぇ!!」
それから
逃げたが、追いかけて来なかった。