朝陽



閉会式が終わると同時にみんな平助に抱きつく。



「よくやった!それでこそ平助だ!」


「いやぁ~平助君はやれると思ってたよ。お姉ちゃんが一番だけど。」


「よっしゃあよくやったぞ平助ェェェ!!これで温泉旅行だァァァ!!」



上から左之、すぅちゃん、しんぱっちー。



そのほかのみんなからも、ちやほやされる。



でも平助は。


「・・・っ!僕は・・・好きでこんな賞もらったんじゃない!!ましてや女装して賞もらうなんて不快だよ!!!!」



そういって何処かへ走っていった。


「あ、平助!!」




走っていった平助の後を追う。




「あ、智咲さん!!」




総司の声がする。

でも、かまわずに走った。




< 66 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop