通りすがりのイケメンさん
また、優しい声をかけられて

泣きそうになってしまったけれど。

必死に堪えて頷く。


「ん。じゃあ寝るか」

「・・・」

「ベット入ってろ」


コクンと、小さく頷くと。

パチン。


「・・・っ」


電気が、消された。

あたしは手に力を入れて布団を掴んでた。

すると。


急に布団がめくられ、


「向こうずれろ」


神崎優輔がベットに入ってきた。


「なん・・・っ」

「こうしてれば、暗くても大丈夫だろ・・・?」


・・・さっきの、あたたかさ。

布団とは違う"温もり"。


「ぅんっ・・・」


キュっと、胸にしがみつくと、

少し強く抱き締めてくれた。
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