君の隣



「大切だけど、もう戻れないのは十分分かってる」

そう言って、指をさした。

でもその指先は、あたしとちょっとズレていて、目線も違った。


気になって後ろを振り向くと、


「……尋人…」

そこには尋人の姿があった。


「だから、友達以上恋人未満の関係がいい」

「…友達以上…恋人未満…」

「ダメ?」

「ううん、それが良い!!」


あたしが笑顔でそう言うと、大輔も嬉しそうに笑って「良かった」と言ってくれた。






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