大金持ちと貧乏娘

～First love~

初登校

今日から私も高校生。
「いってきまーす。」
やっとの思いで合格したこの高校はお金持ちがけっこう通う有名な学校。
本当はもっと下の高校でもよかったんだけど、
大親友の加奈がココ行くってきいてはりきって勉強した。
「おっはよー！！」
「あ、おはよ。」


加奈は勉強もできて、スポーツもできる優等生。明るくてやさしいけっこうモテる子。
そして、私の一番の理解者。
この学校には特待生で入ったから充分期待されてるんだと思う。
だから、私とは放課後なんてショッピングとか行けないんだと思ってる。
それでも私は加奈とずっと一緒に居たいと思う。

「いよいよ私たちも高校生だよっ！！」

「うん。加奈は何か部活、はいるの？」

「どうしたの？なんかテンション低いね。」

「だって、加奈が部活はいったら私１人だもん・・・。」

「大丈夫！！友達すぐできるから！！」

「そうだね！なんか待ち遠しいや。行くよ！！」

「えっ・・・ちょっ・・・まって優奈～！！」