大金持ちと貧乏娘
バカバカバカッ!!

私のバカーーーー!!

「おい。何してんだ、お前。」

「へ?」

「さっきからジタバタしてるけど。」

「え??」

!?

さっきの行動で出てた!?

うそぉーーーーーー!

「行くぞ。入学式。」

「え?もう始まってるハズじゃ??」

「おそらくまだだ。俺がいないから先生たちも困ってるハズだ。」

え??『俺がいないから先生たちも困ってるハズ』??

そんな力もってんの??

すごいっ・・・

ということは私が足引っ張ってるってこと!?

ヤバいじゃん!!

「じゃ、行きましょ!!」

サッサッサッ

私は佐久間という男を抜かした。

サッサッサッサッサッ

ひたすら歩いた。

いつの間にか分からないところに出てた。

「ここ、どこ??」

「そこ右。」

「え?」

すぐ後ろに佐久間がいた。

ついてきてくれたんだ。

「ありがとう。」

「別に。」

その後もずっとついてきてくれた。

なんかうれしいと思った。

そんなことを考えているうちに

体育館に着いた。

遅れてるから

入るのつらいなぁ・・

「おい。」






< 10 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop