大金持ちと貧乏娘

「さっきのキスだよ！キス！！」

「あー。」

思い出したくもない・・・。

「ま、とにかく教室入ろ！」

私達は教室へ。

もう、つかれた。

やっとのことで席に着いた。

はぁーぁ。

この後、１０分間の休憩があって

それから学活で委員とかを決める。

忙しくなりそう・・・

キーンコーンカーンコーン

はぁ・・・・・・。

「ありがとうございました。」

あーっ。疲れた。

「加奈ぁー、どっかいこー。」

ザザッ

！何の音！？

目の前が暗くなった・・・

「あの、櫻井さん。あなたと修哉様はどのような関係で？」

「さっきのキスは何でしたの？」

「あなたは修哉様が好きなのですか？」

一気に女子に囲まれ、私に質問が飛び交う。

その中には勿論加奈もいた。

みんなが、一気に喋るから、

全く聞き取れなかった。

「か、加奈、行こ・・・・・・。」

私がそこを立ち去ろうとした時、

誰かが私の前に来た。

そう・・・、あの男・・・

「みんな、優奈ちゃんにはあまり言い寄らないでね。」
　あ、あと、僕と優奈ちゃんは付き合ってるので。
　じゃあね、優奈ちゃん。」

な、なんですとー！！！

みんなの前で堂々と！！