大金持ちと貧乏娘
~Second love~

波乱の前兆

3日後
「もー初日から疲れるよー」
「で!?あんたたちどういう関係なの!?」
3日間私は学校終わった後もクラスの人たちに質問攻め。
ほんと疲れたーぁ
結局私は何も言えなかった。
まだ公表はしてないけど
あのキスから考えると
みんな絶対気づいてる・・・
「ちょっと!?優奈!?聞いてる!?」
「え?う、うん。」
「本当?」
「うん。」
「で、どうなの!?」
3日前から奈々はこればっかり・・・
「別にっ・・・何もないよ・・・」
思い切り動揺しちゃったし・・・
昨日の保健室のことは
絶対言えない!!
「本当?」
ニヤニヤしながら奈々が顔を覗かせてくる。
「う、うん・・・」
私はコクコクと首を縦に動かした。
バレるかなぁ・・・
「そうなんだ。」
よかった。
いつかは話すつもりだけど・・・今はちょっとね・・・
あっという間に学校に着いた。
学校に入るのをためらう私・・・
また囲まれたくないよ・・・
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