大金持ちと貧乏娘
その子は悲しそうな声で

「ごめんね。私の家では飼っちゃだめなんだって。
 でも毎日ここに来るからね。」

なんだかとても気持ちが騒いだ。

「じゃあね。また明日来るからね。」

その子は立ち去った。

でも俺はいつまでたっても
その子を目で追っていた。
なんだかとても切ない気持になった
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