[完]ヤクザが愛する女~Ⅰ~
龍司さんかの顔見た瞬間ドキッとした。

そして自然と笑顔になった。


あぁ…やっぱり私龍司さんが好きだ。


改めて実感させられた。

一日話さなかっただけで辛くて心から笑えずにいた自分とは真逆で「夏愛」って言ってくれただけて自然と笑顔になれたんだ。


この気持ちちゃんと伝えなきゃ…


「あのお話があり…「ごめん。」」


はい?やっと決心つけたのに謝られたんだけど…


「龍司さん?」


「俺鉄に嫉妬してた。それで夏愛を傷つけた。ごめんな。鉄にも夏愛にも謝んなきゃいけねぇ。ほんとに悪かった。」


龍司さんは本当に反省していた。

なんせ神山家7代目次期組長が頭下げてたんだもん。


そんな龍司さんさえ可愛いと思ってしまう私は重症だ。

「龍司さん…」
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