チェックメイト
「どういうこと?」

「・・・・・え」

いつもより冷たく、冷酷な声で。

雪より何より冷たく言い放った。

「別に渋谷に関係ない」

彼も同じく邪魔されたのが嫌だったのか

冷たく言い捨て

「いこっ朝!」

そう言って強引に手を引いてずんずんと歩いていった。

後ろを振り返りたい気持ちはいっぱいだ。

でも怖くて振り返られない。

睨んでるんじゃないかと。

無意識に連れて行かれた先は

彼 の家だった。

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