恋色オレンジ*2*〜ずっと青春〜



プルルルルーーー


聞こえるコール音に耳を澄ませながら、勢いよく自転車を漕ぎ、周りを見渡しながら進んでいく。



翔…

お願い。


出て…




走りながら、浮かぶ顔。


いろんなことを、たくさん思い出した。




高校一年の時、
同じクラスになったあたし達。


すぐに仲良くなって、春も夏も秋も。

いつもみんなでバカやってた。


いつも一緒にいた。


だから、近すぎて分からなかった。


友達だったから、気付かなかった。






だけど…


高校一年の冬。



翔が女の子に告白された時は、たまらなく不安だった。


彼女が出来た時は、たまらなく悲しかった。



あたしはいつからか、

翔のことが好きになってた。


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