初恋

暫くすると、HRが始まるチャイムが鳴った。

だけど翔君と真樹は言い合いのせいで気づいていないのかまだ続けていた。

「真樹、翔君。先生来るよ?」

「けど、こんなとこで止めるなんて出来ないね」

「それもそうだな」

そう言うとまだ言い合いをしようとした。

「いい加減にしなさいっ!先生に怒られたら止めてない私やクラスのみんなが怒られるんだからね!」

少し強めに言うと、二人は驚いたように私を見た。

けど言い合いが納まったのはいいかな、と思っていると裕樹君も寝ていることに気づいた。
< 25 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop