クロス・マインド
その後…
アクセサリーから武器屋まで、
色んな店を見て廻った。
話をしながらだったから
全部の店は見れなかったけど…
両手は紙袋でいっぱいに。
お金は使っちゃったけど大満足。



気が付けば
噴水の横に立つ時計は
22時を回っていた。
露店も半数以上が閉まってきた。

「でも凄いな…遅いとこは
24時までやってるなんて。
流石は商業の街ってとこ?
昼間はもっと凄いんだろうね。」

一段落したオレは
噴水の側のベンチに座り
ホットドッグ片手に
地図とにらめっこ。

「もうちょい見たいな…
んっ?ここ…海に近いじゃん。」

地図を見ると、近くに海岸がある。
買い物に夢中で気が付かなかった。

「そう言えば…潮の香りが。」

ふと、遠い目をし、
地図をしまうと
荷物を持って宿へと急ぐ。


荷物を置いて海岸へ
行くことにした。
< 34 / 105 >

この作品をシェア

pagetop