!戦いで人は成長する!
『アホ!訳分からん事言うな!!大体付き合…』
と、誤解を解こうとしたらYが抱き付いたまま、
『山で遭難した時に付き合った。』
と、僕の話をカットし、リアルな嘘をついた。
みんなは納得した。
Rでさえ、
『やっぱりYを選んだんかぁ。悔しいけど、Yなら許したるゎ!』 と、何故か《付き合ってる》というYの嘘を認めていた。
僕が、
『嘘やで!みんな信じるなよ~!』
と、言っても誰も僕の話は信じて貰えなかった。

このままではYの嘘で変な気を使われると思い、抱き付いたままのYを離そうとした。

しかし、背中を強く握られてしまう為、離す事が出来なかった。

僕は、抱き付いたままのYを持ち上げ、一旦外に連れ出した。
そして、
『コラっ!はなせ!何であんな嘘付いたんや?』
と、聞いた。
すると、Yの口から思いもよらない言葉が飛び出してきた。
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