狂おしい程君を愛してるー月下美人ー
まだキマってるから
遠くで澪音の声がする。
あたしは
バレたんだって気づくまでに
しばらく時間がかかった。
でもいいや。
これで止めるきっかけができた。
「…ぉい!聞いとるんか?」
遠くで澪音の声がする。
「…聞いてーるよ。ごめ…ん。そんなつもりは…なかったーんよ」
真面目に喋りたいのに
ガンジャがマックスにあたしの脳を揺らしていた。
「…ッ…効き目かいな…」
そう言って、澪音はタバコを吸いに行ってしまった。