狂おしい程君を愛してるー月下美人ー


違うの待って!!


でも足元がふわふわして
うまく走れない。



ごめんなさい


何回心の中で唱えたんだろう。

何が違うのか、
何て言い訳するのか。


全く考えてないけど、
キッチンまで走った。




紫煙に包まれる空間。
哀しそうな顔をした澪音。


あたしは何を言おうとしたんだろう…。
今のあたしに
一体何が言えるというの。



あたしはその場にへたり込んだ。
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