あたしを阻止してください。
「…俺とさ、友達にならない?」
いきなりの言葉にびっくりした。
友、達?
「…無理…」
だって、友達になったら傷つけちゃうよ?
嫌われちゃうよ?
人生台無しだよ?
「…俺は…傷ついてもいい。茜のためなら何でも出来る、絶対」
え?
なんであたしのために何でも出来るの?
なんで、あたしなんかに傷つけられてもいいの?
頭の中は混乱した。
?マークがいっぱいで。
「…俺さ、絶対友達になりたいんだよ…だめ?」
…。
「…いいよ。断る理由…無くなっちゃったから」