気まぐれ社長の犬
会社を出てビルの屋上を見あげると銃を構えた男が私を見ていた。
やっぱりまだいたか…
今ここで私も銃を構える訳にはいかないし構えたところで射程距離にあるとは思えない。
しょうがない…
私はその男がいるビルまで走った。
銃弾がどんどん私を掠めていく。
いくらたまたま人が少ないからって普通そんなに撃つ!?
普通なら死んでるわよ?
まあ私は弾筋が見えるから問題ないけど。
私はビルの中に入ると屋上を目指した。