気まぐれ社長の犬
「可愛いんだよばーか」
うつむいていた私の顔は上げられ、唇に軽くキスをされた。
「ちょっ響城さんここ…!」
「到着いたしました」
「ありがとう」
響城さんは麻生さんにそう言うと私の手を引っ張って家の中に入って行く。
「ちょっ響城さん!?どうしたんですか?」
響城さんは部屋に入ると私を抱き締めた。
「わっ…どうしたんですか?」
「んー?なんとなく…こうしたくなった」
「そうですか」
私も響城さんの腰に手を回した。
「好きです響城さん」
どんどん自分の顔が熱くなっていくのが分かる。
すごく…すごく好き。
こんな気持ち、いつ以来だろ?
「おう」
響城さんは少し体を離した。
「お前男慣れしてるくせにすぐ顔赤くなるんだな」
「うるさいですね……好きな人とこうするのは慣れてないんですよ」
「ふーんじゃあ好きな人とヤるのも慣れてない?」
「え?」
響城さんは私をお姫様抱っこして、そのままベッドに下ろした。