気まぐれ社長の犬
遊川さんって優しい人なんだな…
私はそんなことを思いながら社長室の扉を開いた。
「お見送りして参りました」
「おかえり」
私は響城さんの後ろに回ると座ってる響城さんの首に腕をまわした。
「どうした?」
「…なんとなく、です」
ギュッと軽く力を入れる。
響城さんはくるっと椅子をこっちに向けると私の頭を寄せてキスをした。
軽いキス―――
唇を離すと響城さんは立ち上がり、私を壁に押し付けた。
「ふっ…ん…」
次の深く甘いキスに、私はとろけていく。
唇が離れたかと思うと、それは徐々に下に下がっていく。
「んああっ首…舐めちゃだめ…です」
「妃和、感じやすいもんな?」
響城さんは意地悪そうに笑って、私のシャツのボタンを開けた。
そして露になった胸に吸い付く。
「んっ…」
そこを見ると、赤いキスマークが出来ていた。
「俺のもん」
「ふっわかってますよ」
私は響城さんのシャツを開くと鎖骨の下らへんに吸い付いた。
同じ赤いマークが浮かぶ。