年下の彼氏〜翼story〜
俺たちが高校の門の前に着くと、すでに、黒山の人だかりができていた。 





学年主任の太田先生も来ていて、山手三中の生徒たちは、先生を囲むように、門が開くのを待っていた。 




俺たちも合流し、今か、今か…と、合格発表を待ち侘びた。 




ガラガラガラ……




スーツ姿の先生と思しき男性二人が、門を開けると、一斉に、みんな駆け寄った。




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