年下の彼氏〜翼story〜
…気付いたら、彼女を抱き締めていた。 




夢にまで見ていた、彼女との抱擁。




――だが、




現実には、彼女の了解もなしに、俺の体が、勝手にそうさせていた。 





「離して」という彼女の言葉には、耳もくれず、




彼女が抱えている“何か”を、俺の手で解いてあげたい、と思ったんだ。 




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